★☆e-dream-s通信ブログ☆★これまで毎号のe-dream-s通信から1つだけ原稿を選んでe-dream-s通信のエッセイとして掲載してきましたが、さらに進化させ、毎号のエッセイをすべて(巻頭言や告知などを除く)ブログの形で掲載することにしました。読者の皆様はぜひ、コメントをお寄せください。
それに伴い、このページでは、2009年9月号より、中川副代表理事による巻頭言(全体まとめも兼ねて)を掲載いたします。合わせて、お楽しみください。
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年々1年が短く感じるようになってきたが、今年ももう7月、学校のカレンダーで言えば、もうすぐ1学期が終わる時期となった。e-dream-sの事業年度は6月に始まり5月末に終わるのだが、大きな節目は5月末の理事会と8月末の会員総会で、【総会の日時・会場を決める→夏が来る】という実感がある。今年は、8月29日(日)に大阪で総会を行うこととなった。参加のご予定をお願いします。
振り返ってみると、私がNPOに関わるようになって、もう10年以上が経つ。1998年の夏頃、e-dream-sの母体であるACROSSでNPOについての学習会を開くことになり、その資料作りのために、と調べ始めたのが最初である。その当時、NPOの知名度は低く、私もパソコンやメールは使い始めていたが、まだネットで情報収集するという発想もなく、専ら新聞や雑誌、またNPOの学習会やイベントに参加したりして資料を集めていた。
私たちが学習や論議を進めているうちに、夢や希望、社会的な使命を達成・実現するための組織としてのNPOが社会的にも脚光を浴びるようになり、私たちも2000年3月、NPO・e-dream-sを設立した。「設立趣旨1」には、こうある。
(前略)今度の会員総会で、第11回を数える。私たちは、この10年間でこの趣旨をどれだけ実現してきたのだろうか。8月に向けてまとめ、総会では、この10年間を総括していきたい。21世紀を迎えようとしている現在の社会においては、今後、各団体・個人間のネットワークづくりがますます重要になっていくことは明らかです。そして、日本国内だけでなく、世界の多くの人々と手をたずさえ、また自分の立場という枠組みを越えて幅広いネットワークを組み立て、その情報を提供しあい、共有し、「国際化」「教育」「コミュニケーション」について考え、活動を行うことが重要です。
(後略)
自分自身のことを言えば、NPOとの出会いが人生を変えたとまでは言えないかもしれないが、私がNPOに関わるようになって、それまでの人生で全く縁のなかった分野に興味を持つようになったのは事実だ。それは主にビジネスの分野で、主に経営やマネジメント、会計、法律に関するものだ。これには自分でも驚いた。
自分でも勉強してみたくなって、同時に何かe-dream-sのためにもなるのではないかとも思って、数年前にはNPOの講座に通ったこともあった。勉強面は、その分野での基礎知識がないので十分身になったとは言えないかもしれないが、新しいことを学ぶのは楽しかった。実際にNPOで活躍している人が講師として授業をしてくださることもあって、現実や本音も聞けたし、NPOの将来的展望や社会的意義を感じることができた。また、その講座には、様々な職種の人---NPOに就職を希望している人、NPOとの協働を目指す公務員や会社員、弁護士、定年退職後の生き甲斐としてNPOを起ち上げようとしている人、大学院生など---が学びに来ており、そこでの交流も面白かった。
今も新しいインプットや出会いを求めて、NPO関連の学習会に参加することがある。先日も、大阪大学で開かれた「NPO研究フォーラム2」の例会に参加してきた。NPO法人の財源についてがテーマの1つだったが、学術的な分析には新たな発見もあった。
こうして見てみると、私自身、NPOに関して学ぶことに興味・関心があり、それが好きなのだと感じるし、NPOという存在の可能性や社会的意義を確信し、NPOに関わり続けることを願っているのだと改めて感じる。学んだことをインプットだけにとどめず、何らかの形で少しでも多くアウトプットできるよう、e-dream-sの活動に活かせるよう、頑張りたい。

話は変わって、ご存じの方も多いと思うが、最近、ちょっと話題になっている本に「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら3」があり、私も読んでみた。「もしドラ」と略され、本は80万部以上、iPhone版も3万部以上売れた、とか。blogやtwitterも多々あり、高校生対象に読書感想文コンクールも設けられるなど、なかなかの人気ぶりだ。内容は、
敏腕マネージャーと野球部の仲間たちが甲子園を目指して奮闘する青春小説。高校野球の女子マネージャーのみなみちゃんは、マネージャーの仕事のために、ドラッカーの『マネジメント』を間違って買ってしまいます。はじめは難しくて後悔するのですが、しだいに野球部のマネジメントにも生かせることに気付きます。これまでのドラッカー読者だけでなく、高校生や大学生、そして若手ビジネスパーソンなど多くの人に読んでほしい一冊。 4内容的には、賛否両論があり、実際にはありえない話であるのだが、私も野球部の活動に社会的意味を持たせていく発想は面白いと思うし、初心者を、ドラッガーに興味を持たせ本を読んでみようという気にさせてしまうのはすごいと思った。こんな風に、順風満帆に組織を飛躍させていけたらすごいなぁ、と思わせるのである。実は、NPOの講座に通っていたときに、ドラッガーについての宿題が出たことがあったが、何のことやらさっぱり分からなかった記憶がある。NPOを語るときには、必ずドラッガーが出てくる。この本を読んだから、というのではないが、この夏はドラッガーの本を読んでみようと思っている。
<お知らせ>
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1=こちら参照。
2=NPO研究フォーラム(NPO Research Forum of Japan):NPOやフィランソピーに関する諸問題の調査研究を目的とするグループで、NPOの研究者、実務家、政策担当者などを会員とする研究所と学会の性格を併せ持つ柔軟な組織です。 日本NPO学会は、当フォーラムを母体の一つとして誕生しました。また、1999年4月からは、大阪大学国際公共政策研究科(OSIPP)との連携・交流も強化しております。詳しくはこちらより